2012年03月27日

GREE(グリー)未成年のゲーム内課金に制限を設けると発表


先日、グリーが15歳以下のゲーム課金を月額5000円までに、16〜19歳までは1万円までに制限すると発表した。
4月1日から実施される。



これと平行して、未成年ユーザーがゲーム内の有料アイテムを購入する際には、有料であることなどを強調して表示する、希望者に対しては、コインの購入が毎月一定額に達した時点でメールなどで通知するといった措置も開始するという。



保護者にとっては、子どもがケータイゲーム課金で莫大な金額を使い込まれる危険性が減るという点で、歓迎すべき動きと言えるだろう。
個人的な金銭感覚では、15歳以下は3000円、16〜19歳は5000円ぐらいにしといてくれよと思わないこともないが、皆さんはどうお考えだろうか。



今回の制限が産まれた背景を、順にさかのぼってみよう。
まず大きな問題として取り上げられたのが、今年2月に同社が提供するソーシャルゲーム「探検ドリランド」(以下ドリランド)にて、ゲーム内アイテム(カード)を不正に複製できるバグがユーザーによって発見された。
これを利用して一部のユーザーが、入手が難しいレアカードを複製し、「Yahoo!オークション」などに出品して販売するという不正行為が大量発生したという事件があった。
カードは数万円から、中には数十万円の値段が付いたものもあったようだ。



ドリランドとは、プレイヤーがさまざまな効力を持つ「ハンターカード」を駆使して、ダンジョン内のお宝を集めるゲームである。
ダンジョン内のバトルでは仲間を呼ぶことができるので、昔ながらの分類に当てはめると、カードゲームでもありネットゲームでもありRPGでもあるという形になっている。
 





不正行為としてのRMT

ゲーム内では、独自のバーチャル通貨を使ってアイテムを売買するわけだが、ネットゲームでは以前から問題となっていた行為に「RMT」というのがある。
「Real Money Trade」の略で、本来ならばゲーム内の仮想通貨を使って売買しなければならないものを、本当のお金を使って売買する行為だ。



読者の皆さんは、ケータイゲームをやったことがなくても、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのRPGを遊んだ経験がある方も多いだろう。
通常ゲーム内の通貨というのは、モンスターを倒したり、アイテムを売ったり、ミッションをクリアしたりすることでコツコツ貯めていくものだ。
そして、高いが強力なアイテムを買い、ゲームを優位に進めていく。



つまりバーチャル通貨を手に入れるためには、ゲーム内である程度苦労しなければならない。
だがRMTを使えば、ゲーム内で苦労しなくても手っ取り早く強力アイテムを「買う」ことができる。



これが一人でやるゲームならば勝手にやればいいわけだが、ソーシャルゲームは複数のプレイヤーと関係を持つ。
現金でアイテムを買い漁った人が現われると、当然ゲーム内のバランスや秩序が壊れることになり、実社会でお金を持っている人が強くなるという、ゲームとしてはまことに不公平な状態となる。



そこで多くのネットゲームでは、RMT行為を禁止している。GREEでは今回の課金制限と同時に、RMT行為の監視強化を発表している。
不正が認められたユーザーに対しては、アカウント停止を含めた厳格な対応を行なうという。



アカウント停止が厳格な処分という点に関しては、疑問もあるだろう。
アカウントが停止されると、そのアカウントが持っているアイテムももちろん無効になるので、不正にRMTでアイテムを買ったユーザーは、お金をどぶに捨てたのも同然となる。



ただ、すでにRMTでアイテムを売った側には、あまり有効的な策ではない。
バグを狙ってアイテムを入手するのであれば、方法さえ知っていれば別アカウントを作ってまたアイテムを盗み出すことができる。
今回のバグは塞いでも、また今後第2第3のドリランド的なゲームが産まれてくるわけで、売り抜け、売り逃げ可能であることは変わらない。



不正アイテムを使う側が厳罰化されれば、結果的にRMTでアイテムを買うものが居なくなり、売る側も居なくなるはずという理屈は通る。
ただ、売った側への法的処罰もなく、金銭的な被害に関しては買うヤツが一方的に悪い的な不公平な状況になっており、消費者の感情としては納得いかない部分が残る。




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2012年03月26日

MNP悪用多発 積み増した販売店報奨金が助長、総務省はお手上げ


携帯電話市場最大の繁忙期である年度末商戦も終盤を迎え、番号持ち運び制度(MNP)による顧客争奪戦も追い込みに入った。
しかし、各社がMNP利用の契約者に5万〜7万円ものキャッシュバックを実施するなか、制度を“フル活用”して何度も契約と解約を繰り返すケースも多発している。




日本通信は20日、スマ−トフォン用のSIMカードで提供するデータ通信サービス「トーキングSIM U300」と音声通話付きデータ通信サービス「同プラチナ」の契約条件を変更した。
これまで契約期間の縛りを設けないのが売りだったが、1年未満の解約には1万500円の違約金を徴収することにした。
MNPで他社に移るともらえるキャッシュバックが目当てと思われる短期解約者が急増したからだ。




同社によると、昨年12月から今年2月までの3カ月間で、契約後15日以内に解約したMNP利用数は520回線に達した。
前年同期は2回線なのをみても異常な増え方だ。
プリペイド携帯の1年未満の解約に違約金を設定したソフトバンクモバイルも同じ理由からだ。




他社から自社に契約変更する利用者には各社が通常の新規契約より手厚い割り引きやキャッシュバック制度を導入しているが、最大の商戦期である年度末には販売店向けの報奨金を積み増した結果、「10万円近く得だった」(MNPでソフトバンクモバイルからKDDIに変更した40代)ケースもあった。




業界関係者によると、5万円のキャッシュバックがあれば約1万円の違約金を支払っても手元に資金が残る。
なかには1人で何回も契約と解約を繰り返してキャッシュバックを得るケースもあり、日本通信でも「5回線契約して3日で解約したり契約を何度も繰り返す人が増えた」(同社幹部)と警戒する。




総務省では「事業者の自主的な対応策を待つしかない」とお手上げの様子。
積み上げた報奨金がMNP悪用を助長しているのでは本末転倒だ。




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2012年03月23日

iPadでフルセグを――ソフトバンクBBの「デジタルTVチューナー」を試す


ソフトバンクBBが発売した「デジタルTVチューナー」(SB-TV02-WFPL)は、iPhoneやiPadで地上波/BS/110度CSのデジタル放送が視聴できるワイヤレスチューナーだ。
一番の特徴はフルセグの放送波をiOS端末で視聴できる点だが、その視聴アプリにWebブラウザが内蔵されており、テレビとWebを交互に“ながら見”できるのもポイント。


iPhoneなどのiOS端末でテレビを見たいというニーズは以前からあり、ソフトバンクモバイルは2008年の年末に「TV&バッテリー」という製品を発売した。
どちらも無線LANで映像を転送のは同じだが、今回取り上げるデジタルTVチューナーはフルセグに対応し、室内に据え置くタイプ。
TV&バッテリーはワンセグ用で、モバイルバッテリーにもなるなど、持ち歩いての利用を想定している。


なお、デジタルTVチューナーはソフトバンクBBが販売する商品だが、製品やアプリの開発・サポートはピクセラが担当している。
そういった意味で、チューナーとしての品質は折り紙付きだ。



シンプルな本体 見るだけなら準備は簡単

デジタルTVチューナー本体のサイズは、150(幅)×150(長さ)×35(厚さ)ミリ、重さは約300グラム。
ちょうどCDケースを4〜5枚重ねたくらいの大きさで、部屋の片隅に置いても邪魔にならないサイズだ。
真四角なデザインのため、(無線LANに影響しない範囲であれば)ほかの機器と重ねて設置してもいいだろう。
スタンドなどは付属しないが、縦置きでも問題なさそうだ。
ボディカラーはホワイトのみ。
対応するiOS端末は、iPad2/iPad、iPhone 4S/iPhone 4、iPod touch(第4世代以降)。
もちろん、新しいiPadでも利用可能だ。


操作部は本体に一切なく、電源のオン/オフはACアダプタの脱着で行う。
背面にあるアンテナ入力(F型)は地上波とBS/110度CSで分かれているので、室内のアンテナ端子に混合波が来ている場合は分波器が必要。
またHDDレコ−ダーなどにあるアンテナ出力もないので、1つのアンテナ端子から本機とテレビを見る場合は分配器も必要になる。
背面にはこのほかに、ブロードバンド回線と接続するための10BASE-T/100BASE-TXの有線LAN端子と、mini B-CASカードスロットがある。
サービス端子としてUSBがあるが、あくまで保守用であり、USB機器が接続できるわけではない。
また、HDMIやビデオ出力なども用意されていない。


本体にはH.264方式のハードウェアトランスコーダーが内蔵されており、iPad向けに横画面で1024×576ピクセル、縦画面なら768×432ピクセルの動画をリアルタイムで変換。
またiPhone 4Sには横画面で960×540ピクセル、縦画面なら640×360ピクセルの動画を用意する。
無線LAN規格はIEEE802.11a/b/g/n、暗号化方式はWPA2-PSK-AESに対応。2.4GHz帯のほか、5.2GHz帯もサポートしている。
なお本体とiOS端末は初期設定時に1対1で関連づけられるため、ワイヤレスとはいえ複数の端末からテレビを同時に見ることはできない。


テレビを見るだけであれば、本体にアンテナをつないで付属のmini B-CASカードを差し込めば、ひとまず本体の準備は完了する。
本体の設定は、App Storeで無料ダウンロードできる専用の視聴アプリ「デジタルTV(StationTV i)」から行う。
StationTV iを初めて起動すると設定用のウィザードがはじまるため、設定そのものに難しい点はない。


ただ、StationTV iとチューナー本体はWi-Fiで通信するため、一度iOSの「設定」に戻り、「ネットワーク」の「Wi-Fi」からチューナーに接続する必要がある。
SSIDやパスワードはチューナー本体の底面にあるので、事前に控えておこう。
この設定は1度行えばよく、以降は自動で接続先が切り替わる。
地上波に加えてBSやCSを接続していると、チャンネル数がワンセグよりも増えるため、チャンネルのスキャンにより時間がかかる。
アンテナの受信レベルが低いとさらに遅くなるが、気長に待ちたい。
とはいえ、この設定も1度行えば済むため、普段気にすることはないだろう。


StationTV iとチューナーが接続されてチャンネルの設定が終われば、iPhoneやiPadでフルセグを視聴できる。
画面は縦と横の双方で表示でき、横向きではディスプレイの横いっぱいにフルセグが映る。
横画面ではさらに拡大して、ディスプレイ全体に映像を表示することも可能だ。
ただし、アスペクト比が違うため、画面の4隅は表示されない。




 

ながら見モードでテレビとWebを楽しむ

チャンネルの切り替えは、画面をスワイプすると表示されるチャンネル一覧や、タップ操作で表示されるチャンネルメニューから行う。
チャンネルの切り替えには10秒弱の時間がかかるため、ひんぱんなザッピングには向かないだろう。
ただ、チャンネル切り替え速度はStationTV iのアップデートで改善された経緯もあるため、今後も速くなることを期待したい。


アプリ全般の操作感は快適だが、チャンネル切り替えとともに気になるのが、StationTV iの起動時間だ。
StationTV iは起動するたびにチューナーとのWi-Fi接続を試みるため、放送がディスプレイに表示されるまでは15秒程度待たされる。
これはバックグラウンドから復帰する際も同様だ。
ただ今回は“新しくない”iPadで試したので、処理能力が高いiPad 2や新しいiPadならもう少し快適に動作するかもしれない。


StationTV iのセールスポイントでもある“ながら見モード”は、アプリの設定画面でオン/オフを選択する。
オンにすれば、上半分にテレビ、下半分にStationTV i内蔵のWebブラウザを表示。
放送を見ながら下半分で番組の情報を見たり、SNSなどを利用できる。
テレビとブラウザの位置は入れ変えられないが、ブラウザのみを全画面にすることは可能だ。
また横向きにすると、ブラウザは非表示になる。


この内蔵ブラウザは端末のSafariとは別もの(エンジンは同じ)なので、ブックマークやサイトごとに保存するパスワードは別になる。
またiOS端末がWi-Fi接続のみの場合、チューナー本体をブロードバンド回線やほかのWi-Fiルーターに接続する必要がある。


StationTV iは字幕表示や副音声、視聴制限にも対応。またBSやCSの有料チャンネルについても、StationTV i上で契約登録を行う。
データ放送や電子番組表(EPG)は見られないが、番組情報についてはアプリ内ブラウザによる“ながら見”で補完する考えのようだ。


さてそのながら見をする場合、ネット接続はiPhoneなどの3Gモデルではキャリアのパケット回線が使われる。
iPod touchやWi-Fi版iPadで利用する場合は、チューナー本体をブロードバンド回線につなぐか、すでにあるネット接続しているWi-Fi環境に、無線LAN子機として接続する必要がある。
チューナー本体をブロードバンド回線につなぎ、Wi-Fiのアクセスポイントにする場合は、アプリから「APモード」を選択する。
この場合はルーターとして使うこともでき、テレビ映像は常に1台のiOS端末でしか視聴できないが、ネット回線に関しては複数台のWi-Fi機器を接続可能だ。


また逆にWi-Fi機器として既存のルーターに接続するには、アプリから「STモード」を選択する。
この場合は接続先のSSIDやパスもアプリから設定。親機になるルーターを介して、iOS端末に映像を送信する。


どちらのモードでも、テレビの映像に加えてネット用のデータもWi-Fiに乗るため、接続速度が遅くなったり不安定になることがある。
それに対応するため、本機では、送信する映像品質(ビットレート)を、高画質(6Mbps程度)/標準(4Mbps程度)/低画質(2Mbps程度)から選択可能だ。
チューナーを使ってテレビだけを見るのであれば高画質モードでも問題ないが、APモードやSTモードでながら見をすると映像のコマ落ちが目立った。
標準モードは動きの激しい画面でなければ品質的に問題はなく、低画質は動きがある場面や横画面にした時に乱れが目立つ。
このあたりは放送している番組やWi-Fiの利用環境によって差があるので、適宜切り替えてちょうど良いモードを見つけるのがいいだろう。





 

録画できないなど、割り切りが必要

本体の設置やWi-Fiを使った端末との接続方法など、準備にある程度の手間がかかるデジタルTVチューナーだが、iPhoneやiPadにチューナーなどを取り付けずにフルセグが見られる点はかなり魅力的だ。


ただし、録画に対応していない点や、Android/PCのアプリがまだ提供されていないことなど、利用にはある程度の割り切りが必要だ。
それと、無線LANルーターとして利用するにも、SSIDとパスワードの変更、SSIDのステルス化、MACアドレスフィルタリングなどの機能がサポート外な点が気になる。
モバイルWi-Fiルーターならともなく、据え置き利用ではセキュリティ面での不安が残るからだ。
ソフトバンクBBによると、本機はワンルームやベッドサイドなどでの利用を想定し、テレビを置かなくても手軽にフルセグを見られることを念頭に商品化を検討したという。
簡単さや手軽さを前面に打ち出しているが、実質はネットワーク機器なので、ユーザーもある程度の配慮が必要な点を意識しておきたい。


同社はSoftBank SELECTIONというブランドでケータイやスマートフォン関連のアクセサリーを取り扱っているが、このデジタルTVチューナーを皮切りに周辺機器の開発・販売も手がけるようになった。
本機は従来ならマニアックなジャンルに分類されるタイプの製品だが、動作確認やサポートが付いていること、またウィザード方式の初期設定やアプリ内FAQの充実ぶりなど、iPhone/iPadとともにWi-Fi活用の裾野を広げようという姿勢は評価できるだろう。
発表時点でiOS対応のフルセグチューナーは本機だけで、ありそうでなかったタイプの製品といえる。
しかしアイ・オー・データが似た製品の発売を表明しており、今後にぎやかになるジャンルなのかもしれない。



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posted by グローバルコミュニケーションインク at 10:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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